悩みがちな人はすぐに悩みの穴に入り、不安になりがちな人はカンタンに不安を抱えてしまいます。それは自ずと悩む癖や習慣、考え方がしみついてしまっているため。

人間は習慣の生き物

人間は理性の生き物でもなければ、本能の生き物でもない。人間は習慣の生き物である。
– ジョン・デューイ (米国の哲学者・思想家)

過去に繰り返し行ってきたパターンや習慣を何ら違和感を持つことなく繰り返すのが私たち人間というもの。ならば、悩みがちな人は悩む習慣を持っているとも言えます。

そんな悩みがちな状況で苦しんでいる人はどのようにしたら楽になれるのでしょうか。どうしたら変われるのでしょうか。その特徴パターンから対策を探っていきましょう。

01.
思考停止が悪いことと思っている

普段の仕事で常に思考をめぐらせているせいなのか、「思考停止=悪いこと」と思っているパターン。

仕事を進めるにおいては論理的思考が望ましいとされていますが、なにも考え続けなければならないわけではありません。考える習慣を緩めてみませんか。

毎日10分でもよいので意図的に何も考えない時間を持つのです。他の普通の人たちはあなたのように細部のことまで考え込んでいません。それに人間何も考えない時間も必要なのですから。

02.
答えのない問題に取り組んでいる

答えの無い問題について考えるのはもうやめにしましょう。どれだけ時間をかけても答えは出ません。

もし日常生活に革新的な気づきを求めていたとしたら少しやり過ぎです。意識が高いことも大事ですが、それこそ普通でいいと思いませんか。

気づきというものは、案外何も考えていない時に自然と降ってくるものだったりします。それに悩まない普通の状況になってから気付きを求めても全く遅くないのです。

03.
熟考のみによって正解が出ると思っている

熟考のみによって正解が出るに違いない、という思い込みは誰もが陥る危険な罠。しかし、これは常に成り立つわけではありません。きっと過去に長い時間をかけて難しい問題が解けた経験があるのかもしれません。

悩みとは難しい数学の問題ではありません。正しい質問が正しい答えを導くように、シンプルに考えればシンプルな答えが出てきます。

深呼吸してリラックスすれば、その悩みの落とし所が案外簡単に見つけられるものです。

04.
考え事をするしぐさが習慣になっている

誰しも難しいことを考えている人は難しい顔をしているもの。考え事をしている時には無意識に顔や紙を触るのが普通です。

しかし、快活でフットワークがいい営業マンを見たことがありませんか?彼らは問題を難しく考えていないのです。機敏な動きで軽やかに対応することで成果を出しているのです。

自分が悩みモードに入っていると気付いた時には、あえて口角を上げて笑顔を作ってみましょう。適度に楽しんでいる時が一番パフォーマンスを発揮できると思いませんか。

05.
構造化して考えていない

正解を得るには正しい質問を設定するのが最適な方法。正しい質問には、それ自体に正しい答えが含まれています。

自分が何が欲しいのか分からない状態が一番苦しいと思います。自分が何について悩んでいて、何が足りない状態で、どうしたら解決と呼べるのか。悩みをゴールと設定したうえで、ゴールから逆算して最短距離を目指す動きをしましょう。

ゴールが分かれば悩みは半分解決したようなもの。あとは解決に向かって動き出すだけなのだから。

習慣力を利用していつものパターンから抜け出そう。

時間をかければ何とかなりそうなのが悩み自体の悩みのツボ。ですがむしろ時間をかけた分だけ答えが出にくくなるのが悩みというものの罠。そしてその分だけ苦しいのです。悩んでいることが悩みなわけだから、割り切る勇気を持ってみるのも1つの手です。

下手な長考休むに似たり。

考えるための時間を設定してそれ以上の時間はかけない。今回はそういうものとしてメリハリをつける。新しいパターンを自分に作ってみましょう。

今より良くしようと悩んでいる自分が自分を苦しめているのです。いつもの習慣とは異なるパターンを実践して閉塞感のある状況を変えましょう。