どんなビジネスマンにも新卒の頃がある。入社式の後、各々が部署配属の辞令を受け、同期は皆それぞれの道に沿ったサラリーマン生活を送る。

大抵の場合は、研修やOJT、現場配属と忙しい毎日を送るにつれ、同期がどんな調子なのか気になってくる。しかし、気にはしているものの自分の仕事生活を送ることに精いっぱいで時間ばかり過ぎてしまい、久しぶりに会う仲間とのギャップに驚くことも珍しくはない。

先日たまたま入ったカフェで若者同士のこんな会話が聞こえてきた。

A:最近どう?仕事忙しい?
B:めちゃくちゃ忙しいよ。俺もっとちゃんとしたくてさ。ビジネス本読んで勉強してる。
A:まじで。すごいね。どれくらい読んでるの?
B:1か月10冊くらい。年間目標100冊超えそう。
A:え、何それ。お前どうしちゃったの?
B:俺いい大学出てないからさ、地頭良くしたいんだよ。流行ったじゃん、地頭。
A:仕事忙しいのにどこにそんな時間があるの?俺なんか土日は寝てるか飲み会だよ。
B:通勤中とか寝る前に数ページとか。土日に集中して一気に稼いだりしてる。
A:それで頭入ってるのがすごいよ。
B:正直、全部覚えてない。とにかく覚えなきゃいけないこと多くてさ。分厚い多い本とか嫌になるわ。
A:「それって仕事で使えるの?資格とか取ってるってこと?
B:資格じゃないよ。そういうんじゃなくてもっと成長っていうか、仕事に直接関係無くもないけど。
A:それでもすごいよ。続けてるんでしょ?応援してるわ、頑張れよ。

彼らの会話をバカげてると思っただろうか。たしかにかわいげはある。

しかし、問題の本質はインプットに対してアウトプットが無いということである。

現代は情報過多の社会

現代は情報過多の社会といえよう。

特にビジネス書を読まなくても街を歩くだけで仕事に活用できるヒントはたくさん目に入ってくる。

駅看板の色使いからパワーポイント配色に。ショップ店員の喋り方から展示会フォロー業務に。目に入ってくるものを応用しようと思えばアイデア次第でいくらでも出来る。

 

誰にでも意欲的に勉強しようと買った本をそのままにした経験がある。いわゆる積読問題である。

積読の本はいずれ断捨離の対象になるのがオチだ。

本の情報量を取り込むためのバランスが自分に取れていないのである。

インプットとアウトプットのバランス

問題の打開策はアウトプットのために必要な情報だけを都度インプットするということである。

アウトプットの定義が何よりも先決であり、具体的なアウトプットに対して必要なインプットを整理するやり方が正しい。

アウトプットを決めないまま読書やセミナーなど情報収集していては好奇心が散漫してしまい、頑張ってる感だけしか残らない。

特に読書は気持ちがいい。しかし罠にハマってはいけない。娯楽の読み方と実用書の読み方を変えるべきだ。

アウトプットの多い人はインプットが多い

アウトプットの多い人はインプットが多い。そして、その情報収集に無駄がない。

何よりアウトプットを優先する人、実行力のある人は次なるアウトプットに対してモチベーションが高い。

好きな仕事をしアウトプットの成果を次なる仕事につなげて給料にしていく。

このアウトプットファーストのサイクルが彼のような意欲的なビジネスマンをさらに成長させるであろう。