コミュニケーションはキャッチボールと言われます。お互いに投げ合うボールは会話そのもの。意図するメッセージを相手に届けたい、という思いは誰しも共通です。

私たちは仕事をするうえでコミュニケーションをしない日はありませんし、そもそもビジネス上のコミュニケーションには目的があります。キャッチボールを繰り返しながらその過程でお互いに合意を1つずつ積み上げ、最終的なゴールを達成するのです。

では、どうやったら相手が受け止めやすいボールを投げられるのでしょうか。また、どうやったら相手の球をうまくキャッチできるのでしょうか。

今回は基本的なコミュニケーションのコツをキャッチボールのイメージを交えてご紹介します。

01.
一度に投げる球は1つ

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伝えたいことをシンプルに1つに絞りましょう。

一度にたくさんのボールを投げても相手はキャッチしきれません。
聞き手は大量のメッセージを同時に受け取った時にどのように優先順位をつけて理解してよいのか分からないのです。

届けたいメッセージを1つに絞り込むことが相手のストライクをとらえます。

02.
ボールを投げる人と受ける人が交互にやりとりする

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キャッチボールは双方向にボールをやりとりをするゲームです。それはコミュニケーションでも同じこと。

会話は話す人聞く人がいて成り立ちます。相手が聞いてもいないのに話し続けても、それはコミュニケーションとして成り立っていません。

まずは相手を会話のグラウンドに呼びましょう。

03.
プレイボールの合図が必要

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どんな試合も突然始まりません。ゲームにはスタートの合図が必要なのです。

王道のビジネステクニックとして結論から話す方法が良しとされますが、これを突然話すと勘違いしている人がいます。いきなり話しかけても相手を驚かせるだけです。相手の状況を考慮せずにコミュニケーションを始めてはいけません。
いきなり剛速球のストレートを投げられても態勢が整っていないためキャッチが出来ないのと同じです。

コミュニケーションの順序として、まずは相手側の聞く態勢を整えてもらってからコミュニケーションを始めてみてはいかがでしょうか。

04.
相手が取りやすいボールを投げるとキャッチしやすい

スピードのある変化球を投げられたらキャッチするのは難しく、イージーなボールはキャッチしやすいもの。

会話も同じことでシンプルで誰にでも分かりやすい言葉を使うことで聞き手も理解しやすいのです。

相手にとって受け止めやすい言い方でメッセージを投げかけることがお互い納得感のある会話を作ります。

05.
どんな球が来るか分かっているとキャッチしやすい

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次に来る球がどんな球種なのか事前に分かっていると受け手はキャッチしやすいもの。

普通、キャッチボールのときに「強い球をいくよ!」と宣言しません。振りかぶるだけです。この省略をきちんと埋めることがスムーズなやりとりにつながります。

私たちのコミュニケーションにおいても前提の言葉は省略されがち。
自分たちは今から何を会話しようとしているのか。何のための会話をしているのか。どのようなゴールにどんな道順で向かっているのか。

お互いの暗黙の了解を事前にはっきりさせておくことでお互いに気持ちのいいコミュニケーションが取れるようになります。

本来、キャッチボールと同じようにコミュニケーションとは気持ちのいいものなのです。

 

記事の謝辞

この記事を書くきっかけをくれた友人へ

子供の頃から野球一筋のあなたはお仕事でもチームプレイを重視しているのでしょう。ハッキリ喋らない同僚とのコミュニケーションがうまくいかないのが悩みごとだと言いますが、あなたの実直な性格から「自分に落ち度がある」と考えすぎているのだと思います。大きな会社にはいろんなタイプの人間がいるのです。持ち前の明るさでみんなを引っ張って行って下さいね。いつも応援しています。